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こんにちは！
さくらやま鍼灸接骨院（名古屋市昭和区）の谷澤です。
股関節前部に痛みを起こす「グロウインペイン」と「グロウインペイン症候群」は別物なので混乱しやすいですが、今回はグロウインペイン症候群について書いていきます。
まずはこの2つの違いから
グロウインペインは
股関節前部に痛みを引き起こす疾患の総称です。
肉離れや剥離骨折、恥骨結合炎、稀なものではヘルニア(脱腸)などをまとめてグロウインペインといいます。
一方でグロウインペイン症候群は
検査（レントゲンやMRI）で構造の異常がみられないにもかかわらず、機能に異常があり股関節前部に痛みがあるものをいいます。
サッカー選手に多いと言われますが、走るスポーツをやっている現場全般でグロウインペイン症候群をよくみかけます。
特にサッカーに比べて他のスポーツで生じるグロウインペイン症候群は治りにくく、長期慢性化しやすいため、注意が必要です。
筋肉の問題が疑われるグロウインペイン症候群では股関節前部のストレッチをすることが多いですが、股関節前部に痛みを起こす疾患で、
股関節前部をストレッチすると悪化する股関節インピンジメントの一種であるFAGS(Femoral Anterior Glide Syndrome)といったものもあるので必ず鑑別して治療する必要があります！
股関節前部に痛みがあればまずは鑑別検査のため、受診をするようにして下さい！
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