鍼灸接骨院
- 月間15,000人が来院!その人気の秘密は「根本改善」
- 交通事故専門院として当院が認定
- 丁寧な施術とカウンセリング、女性スタッフ在籍
こんにちは!
さくらやま鍼灸接骨院(名古屋市昭和区)の谷澤です。
ある部活の顧問の先生と急性な足の捻挫の対処に関する話になりました。
その先生いわく「まだ保健室にRICE処置のポスターが貼ってある」そうです。
そう、RICE処置は今ではあまり推奨されていません。
【RICE(ライス)処置とは】
Rest(安静)
Ice(冷やす)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)
の略で、急性の基本的な対処法です。
スポーツ経験者であればやったことがある/やられたことがある方も多いのではないでしょうか?
似たものにPRICE(プライス)処置があり、RICE処置に
Protection(保護)が足されたものもあります。
ギプスやサポーター、テーピングのことですね。
【今では】
RICEのR(安静)でなく、MICE(マイス)処置が推奨されつつあります。
MはMobilization(運動療法)です。
PRICE処置もR(安静)がなくなり、POLICE(ポリス)処置になりました。
OLはOptimal Loading(適切な負荷)です。
つまり、急性の怪我では
保護して、冷やして適切な負荷で運動して圧迫して挙上しようということです。
またオランダでは未だにRICE処置といわれながらも、R(安静)の意味を日常生活は通常通り送るという意味で使っています。
【なぜ変わったの?】
RICE処置でなくなった理由は
後遺症を残す可能性がある。
治るのが遅くなる。
可能性があるためです。
RICE処置は出ている症状を抑える方法です。
治るのために体に働いてる作用も抑えてしまいます。
風邪でいうなら咳止めや解熱剤で、抗生物質ではありません。
そのため、痛くない範囲で動いて少しでも後遺症なく早く復帰しようとできたのがMICE処置です。
腰痛治療のガイドラインでもこう書かれています。
「安静は必ずしも有効な治療法とはいえない。急性腰痛に対して痛みに応じた活動維持はベッド上の安静よりも疼痛を軽減し、機能を回復させるのに有効である。」
つまり急性腰痛は痛くない範囲で動くことを推奨されています。
【P(保護)について】
P(保護)も今では可能な限り少なくしていこうとなっています。
痛みがでる動きだけ固定してほかの動きはできる限りしてあげる。
急性の怪我をした時は不安もありますが全く動かないというのは出来るだけ避けたいですね。
【注意点】
動かすことが推奨されるものの、脱臼や骨折など動かしてはいけないものがあります。
動かすのは必ず受診してからにして下さい。
また、どれくらい動けば良いかや、どの動きをしてはいけないのか、など疑問があればいつでもご相談ください!
【後記】
RICE処置は1978年に提唱されたのですが、2014年になって提唱したドクター自ら「RICE処置は間違っていた」と言っています。
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