鍼灸接骨院
- 月間15,000人が来院!その人気の秘密は「根本改善」
- 交通事故専門院として当院が認定
- 丁寧な施術とカウンセリング、女性スタッフ在籍
こんにちは。名古屋市千種区春岡通り沿いにある、はるおか鍼灸接骨院、院長の三木です。
春岡二丁目の交差点、交番の向かい(斜向かいには和菓子で有名な亀屋芳広さん)に位置しています。
当院には様々な症状でお悩みの患者様が来院されます。
その中で、特に高齢者に多く見られるのが、変形性膝関節症です。
中度、重度の症状の方は、手術が必要な場合もあります。
当院では、変形性膝関節症のみならず、骨折の術後リハビリや、肉離れ、捻挫などの軟部組織損傷に対してのリハビリを積極的に行っています。
今日は変形性膝関節症のリハビリについてお話させていただきます。
・変形性膝関節症におけるリハビリテーション
まず、変形性膝関節症の手術にはいくつかの方法があります。
・観血療法
① 内視鏡手術
関節内を観察しながら、変成した半月板や軟骨、増生した滑膜や骨棘の処理を行う。
・メリット…傷も小さく体への負担が少ない。感染症の危険性が低い。術後数日で歩行可能。
・デメリット…痛み、腫れが再発することがあり、効果持続が短いことがある。
② 高位脛骨骨切り術
脛骨を切り、O脚を矯正。
・メリット…重労働やスポーツを含めて活動できるまで回復する。可動域が維持される。
・デメリット…骨の癒合までに2~3カ月要する。入院期間中に衰えた筋力の回復に1カ月程度要する。
・膝の変形が中等度で内側にとどまっており、40~60歳代の方で比較的日常活動性の高い方が治療対象となる。
③ 人工膝関節置換術
変形した関節の表面を金属やセラミック、ポリエチレンなどでできた人工関節に置き換える。
・メリット…痛みが解消し多くの日常動作ができるようになる。
・デメリット…正座などの膝関節の完全屈曲が難しくなる。治療費が高い。15~20年程度の耐用年数を超えると取り替え術が必要。
・膝全体が大きく変形し痛みが強く歩行など日常生活に支障をきたす場合に行われる。
1、単顆置換術
2、全置換術
このような手術の後には、リハビリがとても重要になります。
リハビリをすることで関節の可動域を広げ、筋力を維持することができるのです。
術後は、1,2日目からリハビリを開始していきます。
早期からリハビリを行う目的として、深部静脈血栓症の予防と筋力低下及び関節可動域の制限予防があります。
リハビリの段階として
① ベッド上での運動や歩行器を用いた歩行練習
② 筋力トレーニング、杖歩行練習、関節可動域練習
③ 筋力トレーニング負荷UP
④ 階段昇降練習、日常生活動作練習
の順に負荷を増やしていくことが良いと思います。
1. 膝を伸ばして座り、丸めたタオルを膝の下に入れ、太ももに力を入れてかかとが
上がるように踏ん張ります。
このとき膝の裏で枕(枕はなくても結構です)を押さえ付けてください.
この状態を5秒間続け、そのあと力を抜きます。
楽に出来るようでしたら、重りを足首に乗せる等の調整を行ってください。
※この運動の名前は、パテラセッティング(patella setting)といいます。
2.仰向けに寝た状態で、膝を伸ばしたまま5秒間10cmほどあげます。
また、腰痛予防のため反対側の膝は曲げることをお薦めします。
楽に出来るようでしたら足首に重りをつけてください
3.横向きに寝た状態で足を横に広げます。
出来るだけ足は広げ、出来れば広げた状態で5秒間止めます。
この時、体が前後に倒れないように気をつけてください。
4.仰向けに寝た状態で両膝を立て、腰を浮かせます。
出来れば、腰を浮かせた状態で5秒間止めます。
5.腰掛けた状態で、膝を伸ばします。楽に出来るようでしたら足首に重りをつけます。
出来れば膝が一番伸びた状態で5秒間止めます。
このように自宅でも出来る筋力トレーニングや、1人では行う事ができないリハビリ(私どもが負荷を加えて行う筋力トレーニング、関節可動域訓練)などを行っていくことで術後の経過も良好になっていきます。
皆様のお役に立てればと思いますので、体の不調でお悩みの方は、ぜひご相談ください。
ハートメディカルグループ はるおか鍼灸接骨院 三木 暁