新型コロナウイルス(COVID-19)に関する対策について
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ハートメディカルグループでは、新型コロナウイルス感染予防および拡散防止のため、
来院者様・従業員・関係先等の皆様の健康・安全を第一に考え、
下記の対策を実施しております。

  • 受付、施術室内に低濃度オゾン発生器の設置
  • 全スタッフの健康管理・マスク着用・手洗いうがい・手指消毒の徹底
  • 施術ベッド、ドアノブ、手すり、イスなど接種機会の多い箇所の頻繁な消毒
  • 飛沫感染予防のため、一定時間ごとの換気
  • 来院者様の出入口での手指消毒、マスク着用 など

ぎっくり腰はどんな時になりやすい?原因と対策を詳しく解説

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日本整形外科学会の調査で、日本で3,000万人いると推計されている腰痛。その中でも、重いものを持ち上げた時などに急に激しい痛みが現れる「ぎっくり腰」を経験したことがある方は多いのではないでしょうか?

一度ぎっくり腰になってしまうと、ひどい痛みで動けず、生活に支障をきたしてしまう場合も…。
そこで今回は、ぎっくり腰は一体どんな時になりやすいのか、またぎっくり腰になってしまったらどうすれば良いのかなど、ぎっくり腰の原因と予防法について詳しくご説明します。

ぎっくり腰とは

ぎっくり腰とは、体幹部分の急激な動作(曲げる、捻る、伸ばす)によって、関節や筋肉、筋膜が損傷され、
腰部に激しい痛みや歩行困難を引き起こす急性外傷です。

ぎっくり腰の正式名称は「急性腰痛」。
欧米ではその激しい痛みから「魔女の一撃」と呼ばれることもあります。

一般的には、重い荷物を持ち上げる時や急に椅子から立ち上がった時などに発生しやすいのですが、近年、増加したテレワークなどの影響もあり、長時間の業務に向かない椅子や机を使用した自宅での勤務によって、ぎっくり腰の症状を訴える患者さんが増えています。

しかし、腰椎椎間板ヘルニアや腰椎圧迫骨折といった重篤な疾患により、ぎっくり腰と類似した症状が出現することもあるため、判断には注意が必要です。

 

ぎっくり腰の主な原因


ぎっくり腰の主な原因は、身体の機能低下(姿勢、習慣、過緊張、筋力、柔軟性低下)です。

例えば、運動不足による筋の弱化や柔軟性の低下はぎっくり腰を引き起こす要因となります。また、姿勢不良や長時間の同一姿勢、繰り返し動作によるそれぞれの筋肉の過活動(過緊張)によって機能不全の状態になっていると、荷物を持ち上げたり、椅子から立ち上がったりなどの何でもないような普段の動作に対応しきれず、腰の筋肉や関節、筋膜を痛めてしまいます。

その他、ストレスや環境、季節要因によっても機能不全状態になりやすいため、注意が必要です。

 

ぎっくり腰の症状

一般的にぎっくり腰と呼ばれる急性腰痛の症状には、様々タイプの痛みや進行具合があるのですが、よく見られる症状をまとめると下記になります。

【ぎっくり腰の症状】

  • 動いている最中、突然激痛に襲われ歩けなくなる
  • 最初は違和感程度だったものが、時間と共に痛みに変わり悪化する
  • カラダを後ろに反らせたり、おじぎをしたりすると痛い
  • 咳やくしゃみをすると痛い。または痛みが強まる
  • 腰の痛みにより寝返りが打てない
  • 体勢を変えた瞬間に激しく痛む

 

ぎっくり腰はどんな時になりやすい?

では、ぎっくり腰になりやすいのはどのような時でしょうか?

  • 長時間同じ姿勢を続けた後、急に姿勢を変えたとき、(例:長時間の座りっぱなし)
  • 普段やらない動作や姿勢をしたとき(例:引っ越しでの荷下ろし)
  • お風呂掃除や床掃除など中腰で動作を続けた後、姿勢を変えたとき。
  • 気候変化(暖→寒 寒→暖)
  • ストレス(心理的、身体的) …など

基本的には、ぎっくり腰は姿勢の悪さや筋肉の過度な緊張状態などによる「機能不全」という状態がベースにあります。

また、過度にストレスがたまった状態になることや、季節の変わり目などの気候の変化によっても、ぎっくり腰を発症することもあります。

ぎっくり腰は寒い時期になるものだと思われがちですが、実は発症が一番多いのは「秋口の季節の変わり目」です。
意外に感じるかもしれませんが、冬から春へ…という寒い時期からだんだん暖かくなる時期よりも、実は徐々に気温が低くなってくる秋口が一番ぎっくり腰になりやすいのです。

ぎっくり腰は、寒暖差によって血流不安定になる事で、腰の筋肉や軟部組織が凝り固まりやすくなり発症してしまうため、季節の変わり目を意識しておくことも、ぎっくり腰の予防にもなります。

 

ぎっくり腰予備軍の特徴とは?

姿勢の悪さや筋肉の過度な緊張状態などによる「機能不全」という状態がベースとなるぎっくり腰。

姿勢の悪さだけでなく身体のゆがみや体重増加などの生活習慣によっても引き起こされるため、あなたもまだ発症していないだけの「ぎっくり腰予備軍」かもしれません。

例えば以下のような内容に心当たりはありませんか?

  • 運動不足:筋力、柔軟性の低下や動作がパターン化してしまっている。動作の多様性がない。
  • 姿勢不良:一定の筋や関節に負荷、負担がかかっている。
  • 環境の変化:出産、体重増加、テレワーク

少しでも心当たりがあるのであれば、あなたも「ぎっくり腰予備軍」かもしれません。

 

ぎっくり腰の予防法

ぎっくり腰で当院にいらっしゃる方のほとんどが、痛める前から腰の周囲に違和感を覚えています。ぎっくり腰を発症しない為には、生活習慣の改善を通じて、腰回りの機能を改善する事が必要となります。

機能改善
  • 体幹トレーニングなどで体幹(コア)の安定性を高める
  • ストレッチなどで股関節や大腿部の柔軟性を高める
  • 様々な運動、動作をおこない、共同運動パターンを増やす
  • トレーニングで猫背、反り腰、受け腰といった脊柱のアライメントを修正する
習慣改善
  • 一日中、同じ姿勢、同じ動作にならないように体操を取り入れる
  • 心理的なストレスを解消する
  • 運動習慣を作る
  • 入浴やストレッチなど日ごろのケアを行う

 

もしぎっくり腰になってしまったら?


では、もしぎっくり腰を発症してしまったら、まずどうすれば良いでしょうか?

もしぎっくり腰になってしまったら、基本的に動かせる範囲であれば動かした方がいいのですが、もし動かすのが無理であれば、痛みのない姿勢を取りましょう。

寝ている方が楽なら、痛みのない姿勢で横になり、座っている方が楽なら、高い椅子で背もたれにクッションなどを入れて座ると良いでしょう。

ビニール袋か氷嚢にブロックアイスを10個~15個程度と水を少量いれ、空気を抜いて患部に当てるアイシング(※あまりに冷たいようならタオルを一枚かませる)を15分程度したり、コルセットなどお持ちなら、座ったり、歩行するときに腰が安定するように巻いておくことをおすすめします。

 

ぎっくり腰Q&A

Q:ぎっくり腰になったら、安静にしないとだめですか?

ぎっくり腰は患部に炎症反応が発生しているので、72時間程度は安静にし、アイシングなどの疼痛コントロールをおすすめします。
安静にする際は、痛みのある患部を上にして横向きでエビの様に丸くなって寝ると痛みを緩和します。もし抱き枕があれば使うのも良いでしょう。
椅子に座る場合は、なるべく座高の高いものがおすすめです。ふかふかのソファーや低い椅子はNGです。

症状や疼痛レベルにもよりますが、あまり長く安静にしすぎると廃用性萎縮、筋力・柔軟性の低下を招くため、可能な限り早い段階でストレッチや運動療法を専門家の指示のもと行いましょう。

Q:ぎっくり腰になったら、何日程度で治りますか?

急性腰痛、いわゆるぎっくり腰を引き起こしている部分の状態にもよりますが、おおよそ10日~2、3週間程度が目安です。
強い痛みの場合は3日間~1週間程度痛み、その後2週間ぐらいは、動作時の痛みや違和感、凝り感など不安定な状態が続く場合があります。

Q:鍼灸接骨院で可能なぎっくり腰の治療や対策はありますか?

鍼灸接骨院を21院展開するハートメディカルグループでは、ぎっくり腰に対して以下の施術を行っています。

  1. 鍼治療
  2. ハイボルテージ治療
  3. 整体施術
  4. 運動療法

また予防対策・機能改善として、寝ているだけでインナーマッスルが鍛えられる「楽トレ」や、両手両足から微弱電流を流して身体の回復機能を促進させる「MCC(マイクロカレントクロス)」などの施術も行っています。

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コラム監修者

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専務取締役竹田 信一郎

一般社団法人 日本柔整鍼灸協会 理事
厚生労働大臣認定 柔道整復師
健康経営アドバイザー

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