鍼灸接骨院
- 月間15,000人が来院!その人気の秘密は「根本改善」
- 交通事故専門院として当院が認定
- 丁寧な施術とカウンセリング、女性スタッフ在籍
こんにちは。
もりやま鍼灸接骨院(名古屋市守山区)の砂川です。
梅雨も明けて本格的に暑くなってきました。
みなさん熱中症には気を付けて下さいね!
日々の臨床を行う中でいろいろな疾患に出会い学ばせて頂いています。
今回私は、最近遭遇することがあった、翼状肩甲についてお話します。
翼状肩甲とは肩甲骨を肋骨側に引きつける事が出来ず、肩甲骨が浮き上がっている状態をいいます。
翼状肩甲になってしまうと、肩の可動域制限、動きに伴う痛み、美容的な問題など様々な問題が起こってきます。
翼状肩甲になる原因には
・前鋸筋麻痺(長胸神経麻痺、リュックサック麻痺)
・ 斜角筋隙の圧迫
・ 僧帽筋麻痺(副神経麻痺)
・ 進行性筋ジストロフィー
などがあります。
リュックサック麻痺とは
重いリュックサックを背負うことで腕神経叢がベルトで圧迫され神経が麻痺してしまう事をいいます。なで肩や、筋肉量が少ない人に起こりやすいといわれています。
スポーツでは野球やバレーボール、テニス、ゴルフなど肩を多く使うスポーツ選手に多い傾向があります。
先日、翼状肩甲と以前整形で診断された女の子が肩の痛みを訴えて来院されました。
肩甲骨を左右比べると右の肩甲骨が大きく浮き上がっているのが分かりました。
問診の際に、学校へ行くときのリュックが重い、塾へ行くときもリュックを使用していると聞きました。これは典型的なリュックサック麻痺です。
また、右の斜角筋を押したときに特に痺れが誘発されたため、斜角筋の圧迫もあるのではないかと考えました。
翼状肩甲の回復期間は半年~1年くらいだと言われていますが、日常生活で生まれた症状は、日常生活を変えなければいい方向には向かいません。
私は、患者さんにはリュックサックの長時間の利用は避ける事、自宅で壁押しをすることなどを指導しました。斜角筋に直接アプローチできるPNF治療も有効です。
患者さんが一日でも早く良くなるように一緒に治療していきます!
ハートメディカルグループ もりやま鍼灸接骨院 砂川