鍼灸接骨院
- 月間15,000人が来院!その人気の秘密は「根本改善」
- 交通事故専門院として当院が認定
- 丁寧な施術とカウンセリング、女性スタッフ在籍
こんにちは。おいせ鍼灸接骨院(名古屋市中村区太閤三丁目)の杉浦です。
今回は、肘内障についてお話させて頂きます。
肘内障とは、2歳~5歳の幼児期に多く発生する肘関節を
亜脱臼した状態を指します。
解剖学的には橈骨頭は輪状靭帯によって尺骨の橈骨切痕に固定され、
上橈尺関節を形成しています。
幼児期では、この橈骨頭の成長が未熟ため容易に輪状靱帯から逸脱
し肘内障を発症します。
(発生機序)
手を強く引っ張られるとともに前腕が回内すると、橈骨頭が輪状靭帯から抜けて亜脱臼あるいは完全脱臼します。また、腕を体の下にして転がり(寝返り)発生するケースもあります。
(症状)
手を痛がり、だらんと下げたまま動かさないのが特徴で
肘関節周囲に腫脹はなく、レントゲン画像でも異常は見られません。
(治療)
徒手整復にて治療することがほとんどです。
整復操作は簡単で、肘関節を回外しながら屈曲させていくと、クリック(カクンなどの音)を伴って整復され、その瞬間から手を自由に動かせるようになります。
但し、上腕骨顆上骨折を発症している恐れもあるので、
年齢、発症機序などの問診、肘関節の発赤・腫脹などから骨折の除外
診断を正しく行う必要があります。
安易に肘内障と判断して整復せず医療機関を受診しましょう。
(予後)
同じ様な原因で発生を繰り返すこともありますが正しく整復すれば
予後は良好です。
また、橈骨頭の成長が進む学童期(小学校入学後)頃にはほとんど
発症しなくなります。(まれに発症します)
肘内障かも?と思ったら、おいせ鍼灸接骨院にお気軽にご相談下さい。
所在地:名古屋市中村区太閤3丁目3-12
電話:052-414-4766